もうオレはきっとクラピカ以外の女を抱けない。

そういう体になっちまったらしい。
これは男として悲しむべきなのか
喜ぶべきなのか。






早く起きた朝は







朝、ふたりとも目がさめてベッドの中でじゃれあう。
まだ寝ぼけ眼のクラピカはオレがなにをしても反抗することなく大人しかった。
寝起きの悪さはオレが一番知っていた。

ふっくらした胸に手を伸ばしても文句一つ言われない。
いつもなら口だけは「いやだ」とか「やめろ」とかなんとか。
しかしやめたらやめたで名残惜しそうな仔猫みたいな顔になる。

細い金髪の間から見えるやわらかそうな白い耳朶を舐める。
これも少しくすぐったそうに身を捩っただけで抵抗されなかった。

思い切ってクラピカの上に覆いかぶさり深く口付ける。
するとどうしたことかクスクス笑い始めた。

・・・大丈夫かコイツ。
そんなに眠いのか。
さっき「おはよう」と言い合ったばかりなのに。
数分もたたないうちに「おやすみ」か。

それにしても寝顔はほんとうにかわいい。
年齢よりも幼く見えてよりいっそうかわいさを増している。

オレの努力の甲斐あってか、最近胸が豊満になってきた気がする。
いい傾向だ。(?)
それにしても、さっきのディープキスを堺に再び寝入ってしまった。
ちなみに、クラピカはオレのシャツを1枚羽織っただけ。
寝返りを打つたびにはだけて白い肌が垣間見える。
下着もつけていない。小さいフリルが着いた白い下着は枕元に無造作に置いてある。
そういうオレもパンツ一枚。
息子は朝から元気である。

カーテンの隙間から差し込む柔らかい日差し。
今日は晴れのようだ。
気温も高い。風邪をひく心配も無いだろう。
くったり寝ているクラピカのシャツをギリギリまで脱がせ、改めて綺麗な肌だと実感する。
腕もこんなに細い。実際に手にとってみても、二の腕が楽々とつかめるのだ。
(華奢だなー・・・ほんとに)

美しくくびれたウエストラインも、白い喉元もすべてが艶かしかった。
そのうえこんなに滑らかでさわりごごちのいい肌。
飽きるはずもない。


小さな両膝を抱え、白い太ももに舌を這わせた。
ここはクラピカの逃れようのない弱点なのだ。
かわいがるように責めるとクラピカは涙目になりながら抵抗する。
それがかわいくてしかたがない。

そして今日も。
「・・・!!」
(反応あり♪)

いままでピクリともせず規則正しかった寝息が乱れ、小さく体を震わせた。
片手でもう片方の足を撫ではじめると今度は小さな声が聞こえてきた。
「・・・ん・・・・」

再び元の体勢に戻り、クラピカの顔を見つめる。
まだ起きてはないらしい。
ふと気付けばこれは挿入時の体勢。
視覚的にこれは刺激的すぎる。
もう少し調子にのってもいいだろうか。
「・・・・・・・・・・!!!」
「・・・・あっ起きた」
「なっなななななななにをしている!?」
「いやー、ちょっと・・・」
「寝込みを襲うなんて卑怯だ!」
「あんまりかわいいからさ」

もうすっかり目が醒めたようで。
寝顔もかわいいけどこうして抵抗されるのも、「やりがい」がある。
オレはそう思う。



以前の拍手御礼ネタを再アップ。
2010/04/01

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